私はうつ病をきっかけに新卒から働いていた会社をやめました。
結婚して地方に移ったときも、子供が出来て自宅近くで勤務したいと言ったときも
私のわがままを聞いてくれた、ホワイト企業でした。
社員を大事にするとても良い会社だったと思います。
辞める前、数年在宅勤務をしていました。
コロナの以前のはなしです。
数年の在宅勤務の中で、コミュニケーション不足からの
上司への信頼感の欠如に悩まされました。
相談したいことが即座にできない環境。
今忙しいのか、手透きの時間なのかわからず、遠慮してしまったり。
メールや電話の中でのちょっと気になる一言を聞けずに悶々としたり。
丸投げのような仕事の与えられ方に納得行かなかったり。
はじめての在宅勤務&はじめての内容&はじめての上司だったので、
今思えば、もっとコミュニケーションが必要だったのです。
最後まで、それがうまく出来ませんでした。
コロナ以降は、皆、在宅でのコミュニケーションには力を入れ始めましたが、
信頼感を失ってしまった私には、ちょっと遅かったのです。
コミュニケーションを遠慮してしまい、
ちょっとしたつまづきで長く停滞してしまったり、
ぜんぜん違うところに力を入れてしまったりしていました。
自分って仕事できない、そんな感情が焦りに繋がりました。
やってもやってもうまく進められない。
子育てや家事にも時間を取られ、フルタイム勤務の人ほど働けない。
かと言って子育てや家事がうまく行っているわけでもない。
ないないづくしの中で、どんどんおかしくなっていきました。
しばらくして私は在宅勤務が向いてないな、と思うようになりました。
グループに属し出社していたときは、色んな人から仕事の姿勢やスケジュール感、
スキル的なことや人生的なことまで様々学ぶ機会がありました。
そういうことを知れたりすることが、自分にとっての喜びだったんです。
東京にいた頃のように、ある程度は出社し、
皆で仕事したいと思うようになりました。
今の会社では、自宅の近くで働きたいという希望を優先すれば、
出社は遠すぎるので出来ません。
そういった理由が強くあり、うつ病になった時、退職を決意しました。